古民家探しの注意点 <環境編>

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今回から、田舎での古民家探しの注意点をまとめていきます。

古民家を探す上で注意すること、たくさんありそうです。
今回は「環境編」ということで、古民家とは直接関係はないですが、移住という視点で、どんなことに気をつけなければいけないか、をまとめました。

都会ではあり得ないことも田舎の常識

そうです。見出しの通り、「郷に入りては郷に従え」という諺もありますが、都会ではあり得ない田舎の常識が多々有ります。それも地域によってさまざまと聞きます。
その常識に従えるかどうか、自分を田舎ナイズできるかどうかで、今後の田舎生活が楽しいものになるか、苦しいものになるかが決まると言っても過言ではないです。ホントに。

立地的環境と人的環境

田舎の「環境」と言えば、立地的環境と人的環境があるかと思います。(言葉は僕が考えただけですが。)

立地的環境とは、まさしくその土地の立地特有のもの。例えば自然災害なんかもそれに当たります。
人的環境とは、いわゆるコミュニティのことです。わかりやすく言えば、人間関係のことです。

コミュニティは村社会の残る田舎ではかなり重要になってきます。そんなことも含め、今回は「環境」についてまとめていきます。

田舎特有の文化

これは予想外だった!とか、都会ではないようなことが本当にあります。田舎は。
地域によって様々ですが、僕自身が遭遇した「田舎の当たり前」や、人から聞いたことなどを後半でまとめていきます。

立地的環境

日本各地に様々な田舎があります。山が近い田舎、海が近い田舎、冬には雪がたくさん積もったり、はたまた雪なんてほとんど降らなかったりーー。

そんな中で、あなたは移住する地域になにを求めますか?

自然との共生ができるかどうか

これは基本中の基本です。大前提。田舎暮らしと自然との共生は切っても切り離せません。
自然との共生って、具体的になに?って声が聞こえてきそうですね。

虫と一緒に暮らしましょう

虫と一緒に暮らしましょう。家の中にムカデや蛾がいるなんて日常茶飯事。
ヤモリやイモリもたくさんいるし、外に出ればそのほかにもさまざまな虫がいます。

そんな環境、虫嫌いには到底ムリでしょうが、そんな環境です。

蛇だってでるし。鹿だってでちゃう動物園。

蛇がでます。とくに雨が止んですぐに。
まあだいたいアオダイショウなので毒はないですが、たまにヤマカガシや地域によってはマムシなんていう毒をもったヤツもでてくるので、気をつけたいところです。

夜にはシカの鳴き声が聞こえたり、家の近くにシカがでたり、タヌキや猿もでます。
仕方がないことです。彼らの方が先住民なのですから。

こんな環境でも、田舎暮らしをしたいですか?決してオーバーにもネガティブにも言っていません。
これが事実だし、そういったことを鑑みても、住みたい気持ちがあってこそ、田舎暮らしが楽しめると思います。

空気や水の綺麗さ

子供を持っている家庭、とくに子供がまだまだ小さい頃は、空気や水の新鮮なところに住みたい!なんて思う方が多いかと思います。
空気が綺麗な山、水が綺麗な川!なんてまさしく「The田舎」って感じでいいじゃないですか。
でも、注意しなくてはならないこともあります。

黄砂や火山灰などはどうか。

とくに日本海側や九州などは注意しなくてはならないのですが、黄砂や火山灰、PM2.5など空気を悪くする要因はたくさんあります。
移住地域を探すときに、必ず確認してみてください。そうしないと、子供を安心して外で遊ばせられない。布団を干せない。など、気にする部分が増えます。

井戸水は必ず水質検査を!

井戸水って、すごく憧れますね。水道代タダだし、家の裏にある井戸から水を汲むなんて、夢のような生活です。
しかし!使用前に必ず水質検査をしてください。場合によっては飲み水はおろか、家事炊事にも使えないかもしれません。

自然災害は大丈夫?

僕が住む徳島は、台風の通り道です。確かに関東に住んでいた頃よりも台風に遭遇する率が高い気がします。もちろん、自然の脅威が凄まじいときもありますが、怖いのはそれだけではありません。

土砂崩れにも注意

台風や豪雨とセットで考えるといいと思います。とくに山村地帯では、必ずと言っていいほど付きものです。

土砂崩れが起きるパターンとしては、

  • 台風
  • 大雨
  • 小雨が1週間、2週間続く

以外と3つ目の「小雨が続く」は見落としがちです。田舎は都会ほど整備がされていないので、地盤が緩かったりするとすぐに土砂崩れです。家の裏に山がないか、過去に土砂崩れが起きたことがあるか、などをあらかじめ確認しましょう。

川の決壊

上流にダムがあったりすると、降りしきる雨とダムの放流量に川幅が追いつかなくなって決壊することがあります。家は高台にあるかなどを気にするといいかもしれません。

浸水すると家の中が臭くなったりするし、徳島もそうですが、沖縄などの台風被害が頻繁にあるようなところでは、川の水があふれることもしばしば。少し高いところに家があるとベターです。

分断されないか

まさしく田舎!山の奥で鳥の声が聞こえ、家に続く道は一本道。隣の家は見えないくらい向こうにあって、木々に囲まれてゆったり過ごしましょう。なんて、ところに住みたい方!災害時に分断されるリスクも考えましょう!

木が倒れて道がふさがれたら、中心地に出られないし、救助隊も到達できない、という土地もあります。
それでもいいのなら、いいのですが、つまりは食料の買い出しもいけないし、もし何か命に関わるようなことがあっても、救助できない、なんてことも。

人的環境

続いて、田舎のコミュニティについてです。村社会、いろんな掟があったりします。すべての田舎に共通するわけではないと思うので、そこだけはご注意を。

町のキーパーソンには逆らうな。

その町で、なぜかみんなに頼られる、なぜかみんながその人の名前を口にする、なんて人がいます。
そんな人とは全力で関わりましょう。そういう人は何かしら町のことを中心となってやってたり、相談役みたいな方です。いざという時に助けてくれたりします。

おせっかいも田舎の特徴

頼んでもないのに(勝手に)庭の草むしりをしていたり、洗濯物を家の中に取り込んでいたり、そんな人がいます。そういったおせっかいも、田舎の特徴です。
それを受け入れられるかどうかが、田舎移住に向いてるかどうか、と言っても過言ではないと思ってます。

噂話はよくあることで、プライバシーはありません。

どこそこのあの人は前の旦那に逃げられてどーのこーの、あの人は姑とうまくいってないとか
そんな話をよく耳にします。もちろん、自分のこともどこかで噂されてます。
「産婦人科から出てくるのをみた。子供ができたんだろう」とか、あることないこと噂になるし、
広まるスピードも、Twitter並みです(感覚的には)。おばあちゃんたちスマホもってないよね?!口コミってすげー!みたいな。

でも、そんなのも田舎ですよ。便利な言葉ですね「田舎ですよ」って。
こういうことには寛容になっておいた方が、田舎生活が楽しいです。

これ、田舎の常識?!

いろんなびっくりがありますよ。田舎って。でもそれもまた知らない世界を覗いているようで面白いんです。だからヤミツキになるんですよ。

花火代?!

近くにお宮があったりすると、夏や秋に奉納のお祭りが開かれたりします。その際の花火の費用を集金にきたりします。
僕の住む地域では毎年秋に、今年の収穫祝いと来年の豊作を祈って花火を打ち上げたりするんですが、その花火代として5000円くらい回収されます(世帯によって金額が違うらしい…)

一斉清掃に参加しないと罰金

地区の一斉清掃がついに一回あり、各世帯から一人は参加しないといけなくて、
参加できない場合はお金を払う制度があったりします。みんなで地域を綺麗にしていきましょう!っていう気合いが伝わりますね。笑

みこし担ぐのは当番制

お祭りでお神輿を担ぐのは、当番制で、何年かに1回かならず回ってくる。なんてこともあります。
実際にやりました。いい経験になりましたが、肩がズルむけ。お風呂でしみました。

頻繁に飲み会。しかも誰かの家か集会所。

飲み会でお店に行くことなんてほとんどないです。会費制で誰かの家か集会所でやることが多いですね。
しかもわりと頻繁に開かれるし、なんの会なのかわからないことも多いです。

まとめ

本当に都会とのギャップが沢山あります。
そんなギャップすらも楽しめるような方が田舎移住に向いてるかと思います。

動物園のような環境で、人々の情に暑苦しくなりながら、大自然を堪能できる。
そんなのが田舎ですよ。

それにしても肝臓が心配になるくらい飲み会が多い。