古民家鑑定士ってなに?

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どうもー。古民家鑑定士の勉強を最近始めました。あっきぃです。
勉強したことをここで少しずつまとめていけたらな、と思います。

今回はまず、そもそも古民家鑑定士とは何かという話などをまとめていきます。

古民家鑑定士ってなに?

「厚生労働省認可財団法人職業技能振興会」が定めており、

古民家鑑定士はその名称通り、「古い民家の保存、活用、再利用を目的に、建築的見地および環境保全の見地に立ち、専門的な知識と技術を用いて、お客様に適切なアドバイス」を行なう者。

古民家鑑定士試験情報

まあ、つまりは、「古民家に詳しくて専門的にアドバイスできる人」ってことです。

目的は古民家の保存と利活用のため

上記の説明にもありましたが、古民家鑑定士のすることや目的ははっきりしています。
大目的は古民家を如何に残していくかということです。
古民家はきちんとしたメンテナンスや保存をしていかないとどんどん減っていくものです。「古民家風」の建物は建築できたとしても、「古民家」は建築できないからです。

古民家鑑定士がすること

古民家鑑定士がすることは、大きく2つかと思います。

  1. 古民家なのか、ボロ屋なのかの判断
  2. 古民家の再利活用時のアドバイス

古民家なのか、ボロ屋なのかの判断

これは、簡単に言うと、住める家かどうかを判断することです。
古民家鑑定士試験の中では、おおよそ築50年以上で、なおかつ伝統構法の建物を「古民家」とするわけですが、その条件を満たしていても、シロアリ被害や雨漏りなどによる腐敗が進んだりしていて人が住むのは難しいと考えられる建物は「古民家」という扱いにはなりません

なので、古民家鑑定士はそのボーダーを引くのが役目とも言えます。

古民家の再利活用時のアドバイス

古民家に住むとなった時に少なからず再生をしなければならない部分があるかと思います。そういった時にクライアントの要望を聞きながら、どのように再利活用していけばいいかを適切にアドバイスするのも古民家鑑定士の役割です。

古民家を「残す」という考え方が基本

古民家鑑定士の公式テキスト「古民家解體新書Ⅱ(古民家解体新書Ⅱ)~古民家を未来に残すための124の知識~ (発行:一般社団法人住まい教育推進協会)」では、古民家を「残す」ことを推進しており、現代のライフスタイルと古民家の共存がその鍵だということも述べています。

古民家を現代のライフスタイルに合わせながら残す

古民家を現代のライフスタイルに合わせる。つまり、古民家のいいところは残し、悪いところはリノベーションする、という考えです。

50年前と現代では、生活様式がかなり変わってきています。わかりやすいのは水周りでしょうか。
薪で焚いていたお風呂は、今では全自動のガス湯沸かしになったり、和式便所よりも洋式便所の方が一般的になりました。また、キッチンは土間ではなくなりましたし、そもそも畳がフローリングになりましたね。

そういう古民家が建てられた時代と今のライフスタイルの違いを埋めていき、住みよい家に変えていきながら古民家を残す、ということが基本原則のようです。

決して、建てられた当時のまま残し、住む人間がそれに合わせていくということではないのがポイントですね。

長く住んでいくためにどうしたらいいか

ここからは持論ですが、古民家はあくまで人が住むことで価値が生み出されるものだと思います。(もちろん、国の重要指定文化財等は別ですが。)
なので、長く住み続けること、そのために何をすればいいか、がリノベーションの軸になってくるかと思います。

ただ、ここで問題なのは線引きですね。どこまでが残す行為で、どこからが壊す行為なのか。
すごくきわどいかと思いますが、個人的には、外見的な古民家らしさと、それに調和する内観かなと思います。

それらを満たしつつ、ライフスタイルに合わせた間取りなどを考えていければベストかもしれません。

古民家鑑定士の試験について

全国津々浦々で行われている上、公式テキストの持ち込みはOKなので、合格率は高めです。
しかし、公式テキストからまんべんなく問題が出る上、問題数90問に対して時間が70分なので1分以下で問題を解かなくてはいけません。

決して勉強をせず持ち込みテキストを見ながら解答して合格するような試験ではないです。

試験の詳細はこちら

まとめ

古民家鑑定士の勉強をまだ少ししかしていませんが、古民家をどのように残していくか、ということを深く考えるきっかけになったと思います。
もともとは、自分が古民家を購入するにあたり少しでも知識があれば、と思って勉強を始めましたが、古民家や伝統構法を知れば知るほど奥が深い!と思いました。